四季の言葉




(友達にもらって庭に根付いた薔薇)






最近、日本の歌に惹かれます。季語とか、季節の表現とか。


学生のころも、国語は好きだったんですけど、やっぱり勉強、て感じにしか思わなかったんです。


今は、勉強ていうより、もっと新鮮に感じます。


散歩してるからなのか分からないんですが、あ、今のこの空気の感じとか、匂いとか、風景って、すごく素敵だな、と思う瞬間がいろいろあるんですね。


それが、ああ、そんな表現があるんだ、て知ったとき嬉しくなって。


逆に、音の響きとか、言葉だけ知ってて素敵だなとか思って、これなのかな?て見つけた時も嬉しい。


こないだの風花とかもですけど、春先の薄氷(うすらい)とか、春泥(しゅんでい)とか、言葉そのものに、すでに夢があるなあ、て思います。


なんて繊細な感性をしてるんだろう、日本人て。


それは、この豊かな自然と季節がもたらしてくれるものなんですね。


個人的に、冬から春に変わる季節が、一年の中で一番好きな季節なんです。


変化しようと、ムクムク、いろんな命がうごめいていく。


もう少し先か、3月生まれなのも関係してるのかな、その前後になると、ワクワクしますね。


今は今で、ピンと冴え渡った冬の景色は鮮明で、いろんなものが綺麗。


雪も、いつも思うけど、本当不思議な自然現象で、神秘的だなって思うし。


霜柱の音とか。


しかし、野菜や花で季語が分からない時があるんです。


一年を通して見られたり、食べられたりするからなのかな、、




(なぜか、感動するの。ネギ畑。こんな寒いのにたくましい)


どちらにしても、鈍っている感性とか感覚を、歌が教えてくれます。


最初は、言葉に興味があったのだけど、次第に、歌や句、一つ一つにこめられる表現にも惹かれるようになりました。


現代だろうと、古典だろうと、素敵な句は素敵で、全然詳しくないんですけど、、


いろんな句が写真と一緒に載ってる本とかパラパラしていると、中でも万葉集に惹かれます。素朴でダイナミックなとこが。


あと小林一茶は、昔、子供のころ、よく長野の生家の近くに遊びに行っていたのもあって、とても親しみがあります。優しいし。


春とかには、古今集とか、与謝野晶子とかに惹かれるのかしら。














(近所の水辺)