富士百鬼夜行写真館その1

改めまして、ヒガンノジカン「富士百鬼夜行」無事に終了いたしました。

本当にありがとうございました!!

写真も含めて、改めてご挨拶させてください。(内容や私自身のことは、前の記事に書きましたので、ご興味ありましたら覗いてみてください)

バタバタで、ほぼショットはないのですけど、わずかの時間でパチリ!!しました☆

この公演は、

この五人の役者と
実は演出の柳瀬さん








舞台監督の宇田川さんも黒子になって

(迷わし神姿の宇田さん)





音響、照明、制作スタッフさんの強力なサポートのもと、

芝居はもちろん、全て転換も仕掛けもやりました。

つけ打ちは、柳瀬さんが打ってくれました。

本当、最高の座組でした。出逢いに感謝です。

私はウブメという妖怪。
不妊治療に悩む妻の役を頂きました。

ウブメは、子供を産むことができなかった女性の化身で、赤ん坊を抱かせようと現れる日本古来の妖怪です。

その赤ん坊は、抱かされた途端、石地蔵になってしまう。不幸になる場合もあるけれど、力をもらうこともあるとか。

妻は物語を創作して、読み聞かせする保母さん。高校時代に出会った夫と結婚して、長く子供を持ちたいと願っている、純愛を貫いたカップルです。

主役の若彦役、ゴリさんこと藤本貴行さんは、大量のセリフでほぼ出ずっぱり。
稽古場でも、ほとんど休みがなかったと思います。

それでも弱音1つ吐かずに、人懐っこい笑顔で周りを明るくしてくれる、太陽みたいな人でした。

私は初めて会った時、この人はなんて目がキラキラしてるんだろ、て思いました。

セリフに瞳のりんご、という言葉が出てくるのですけど、本当にこの人、りんごがあるな、星があるな、と思いました。
それで全く抵抗なく、妻の役に入っていくことができた気がします。









夫が苦悩の青木ヶ原樹海に迷い込んでしまってから、ずっと物語をガイドしていく大切な役、ソープ嬢のサクヤ役のいまむら小穂さん。

普段からとても知的な人で、凄くサバサバしている女性。厭らしくない色気と、心に響くお芝居が、とても素敵でした。
たぶん、こういう役は珍しいのではと思いますが、好演されていました。

このお二人は普通のメイクですが、

そでひき役の石田雅利絵ちゃんと、天邪鬼役の地曳宏之君は、完全に歌舞伎のメイク。

まりえちゃんの白塗りは、小僧ではあるけど、どこか妖艶で怪しく可愛らしい。

そでひきという妖怪と、実は21週間で死んでしまった夫婦の子供、若い頃の妻をとても素敵に演じていました。同じ役の部分もあるので、凄くたくさん話をしてもらいました。

じびっちゃんは、ほんとかっこよくて惚れてしまいました。天邪鬼という役は、実はサクヤの恋人の化身。美声と華麗な立ち回りが魅力的でした。
Steps以来の共演。立場上、先輩先輩と立ててくれていましたけど、いつも全体をみて、出しゃばらず、助けてくれました。ほんと頼りになりました☆

そして、黒子のお二人。
ほんとにスーパー黒子で、大活躍でした。

黒子の柳瀬さん☆



お面姿☆






柳瀬さんは冒頭、踊ってたし、お芝居もしてくれました。宇田川さんも、ちょくちょく芝居されてましたので、マルチぶりが半端なかったです。

柳瀬さんの一本気の熱さと、宇田川さんの優しさのコンビネーションは見事でした。