Ready

今日は、お誘い頂いて、お芝居ワークショップに参加させて頂きました。

講師は、英国エセックス大学の演劇部門のイースト15演劇学校で、今年3月までフィジカルシアターコースの学科長だった、ジェームズ・サザーランド氏。

劇団NLTの木村有里さんにお声をかけて頂きました。身体の重要性を探る、貴重なワークショップ…

という、凄いことになってるけど…

私、大丈夫なのか?


案の定、またもや私以外は、皆さんNLTの俳優さんだったり、様々に活躍されている方々で、知らない方々の中、一人入れて頂いてしまって、恐れ多いことでした…

しかし!!

本当に、ジェームズ氏は勿論、参加者みなさんの雰囲気が解放感に溢れて、楽しく、大興奮でした。

最初は、二人組になって、ひとりが目をつぶって、ひとりが連れていくゲーム。

終わって、よく考えたら、横山さんのワークショップでやったことあったんですが、久々だったんですね。

めちゃめちゃ楽しかった!

気づいたら、私一人動いてたらしく、
「目開けていいよ!」と言われたら、相手が変わっていたんです!しかも4人も変わっていたらしいのです(◎o◎)

なんとなく、動きが変わっていた気はしたが、気づかなかった!もっと敏感にならなきゃな(笑)でも、ともかくめちゃめちゃ楽しかった(連呼)

反対に、誘導も凄く楽しかったです。

これは、相手に委ねるというワークで、あとで聞いたら、だいぶ私は委ねてたらしいです→いつも頑固で注意されるから、今日みたいな気持ちを忘れないようにしたいなあと思いました

その後、椅子取りゲームをやったり…立ち、歩き、回りなどをやったりし…体のニュートラルな状態の立ち方を。

仮面をかぶるワーク。キャラクターを消し、ニュートラルにする。体のポジションも含めて。

これが見てるのも、本当に面白かったです!全員が同じマスクをつけているのに、だからこそ、個人個人の癖が見えてしまう。

体を矯正すると、消える…

イタリア人は、ファシズムの後、反省を込めて、自分達の文化に何か原因はないか、そしてもう一度自分達の文化に誇りを持てないか、色々探ったそうです。過去の絵画を見たり…

が、過去に戻るのではなく、ブランクキャンパス、つまり真っ白なキャンパスに絵を描いていくことこそが大切なのではないかと思ったのだそうです。

そして、ある彫刻家が、それまでの一切の彫刻をやめ、10年かけて、ニュートラルなマスクを作ったのだと。

ジェームズ氏は、ブランクキャンパスになれば、どこへでも行ける。しかしそれは、眠くなったり、パワーがなくなるのではなく、どこへでも行ける状態、つまりReadyということなんだよと教えて下さいました。

私は、この言葉が、深く心に残りました。Ready。

追求すればするほど、一つのやり方の繰り返しになりがち。また、もっと大きく、もっと強く、もっともっと…となりがち。でも本当に大切なことは、シンプルなことなんだよと。

明後日、また受けられるので、とても楽しみです。