千秋楽

昨日、無事ロック・ザ・フィガロ、千秋楽を迎えることができました。

本当にありがとうございました。

正直、終わってしまうことを想像したら、淋しくてたまらなくなるのではと思っていたのですが、実際の楽日に向かう電車の中で、その淋しさが吹き飛んでしまいまして。

もうあと一回しか挑めないのかと思ったら、なんか、急に武者震いがしたんですよ。

毎日一回こっきり真剣勝負が舞台ですけど、昨日は特に思いました。

お客様は、一段とあたたかかったです。そして毎回聞いているはずの共演のみなさんのセリフが、水面に石を投げてそれが徐々に広がるように、確かにお腹に響いて、自然と心が動かされていきました。

終わってカーテンコールで、みなさんがスタンディングオベーションをしてくださった時は、さすがに崩れてしまいました。あの光景は、二度と忘れられないです。舞台から見た客席というのは、本当に美しいものなのだなあと、改めて思いました。人間てあたたかい。

横山さんの作品は、人間のあたたかさが描かれている作品で大好きなのですが、その客席からも強く感じました。


私は、音大出身で、オペラをやりたいお嬢様、中村和子役。和子さんがいて、オペラをみんながやることになるわけで、熱意もエネルギーもいる役です。かなりコミカルで、二面性もある役です。

こんなに素敵な役をいただいて、最初は、嬉しいを通り越してびっくりしてしまいましたが、始まってみると、戸惑ってる間もなく、大変。みなさんに沢山迷惑かけてしまいました。でもあたたかくご一緒くださって、嬉しかったし、幸せな日々でした。

本当にありがとうございました。感謝をこめて。

というわけで、ここから、ネタバレ開始(笑)みなさんとのショットを公開していきます!






中村和子


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