絵のモデル
今回またご縁あって、聖書を題材に、絵のモデルをさせて頂くこととなりました。
三度目のご縁なのですが、毎回冷や汗ものです。
今回はなんと!
受胎告知!!
以前はマグダラのマリア、ベタニヤのマリアとさせて頂きました。
聖書には、絵も写真もありません。
なので、イメージが無限大です。
実際、色々な方の絵を拝見しても、本当に表現も色合いも様々で驚きます。
また絵のモデルは、とても不思議な体験だなと思います。
役者とも違うし、似ているところもあります。
過去の二回で思いましたが、姿やポーズを探っていくと、内面が感じられる瞬間があるんです。
それで、表情が内側から自然にわかってくる。
不謹慎かもしれないのですが
ああ、マリア様はこんな気持ちだったのかと。
描いて下さる方のまえでポーズを撮るのではなく(詳しくご指示はありますが)写真をお送りするんですね。
なので、私自身も結構、自分でもクリエイティブなところがあり、楽しいです。
キリスト教徒ではないのに、それも本当に恐れ多いのですが
毎回お題を頂いたところを読み直し、全体を読み返して新たな発見を頂いています。改めて、なんて骨太な書物なのだろうと思う。
今年たまたま、イマーシブワークショップで、古事記やギリシア神話に触れさせて頂く機会もありました。
世界の神話や宗教には、違いもありますが、共通点も多いなと思います。
そこに、何か時代や場所を超え、普遍的な人間の姿が浮かび上がってくる気がします。
昔、初の海外旅行がイランで、川辺で聞いた美しい歌声に心底感動しました。
それは、本当は歌ではなくコーランだったのです。
祈るって、なんて美しいんだろうなあ。
宗教や肌の色、考え方の違い、、さまざまな違いを超えて、人は皆美しいし、分かり合えると私は思っています。
この宗教画のモデルのお話は、そんな、脈々と人々が受け継いできたものに触れることができる貴重な体験。
まだこれから姿を探っていくので、楽しんでいこう☆
いつか、世界中の神話や経典に触れてみたいな、て思います。