感じるまま

今日は雨。でも、外に出たら思ったよりあたたかくて、優しい。

小樽に行くことに突如決め、航空券の支払いに…

今回は、どこに行くのか本当に決めないで行こう。

感じるままに。

 村松友視のエッセイをパラパラ見てたら、海猫屋の客の連載をしていたとき、小樽は、そこにいるだけで物語が聞こえてくる街なのに、余計なストーリーをつけすぎた、街の匂いは届けられたかもしれないけど、みたいに書いてあった。

冬は格別だろな…

時代屋の女房に憧れた時があって。夏目雅子さんは大好きですが、最近ドラマで演じた大塚寧々さんも良かった…

海猫屋の客は、ストーリーより、小樽そのものに憧れるきっかけになりましたね。海猫屋さんのビーフシチューは絶品です。

初めて一人旅したとき、海猫屋さんでワインを飲んだのだが、なんか急に大人になってしまった気がした。人としか飲まないから。けど、私は端から見たら、もう普通に大人なんだ。そうなんだ。

急に気恥ずかしく、怖くなって、宿に帰った。宿の奥さんの誕生日パーティーが催されていて、自然に輪の中に入れてくれて…かなり遅くまでワイワイやりました…

小樽のガラス職人さん、ラジオ局の人、バイクの旅行者やら、先生やら、学生やら、沢山迎えてくれ…

まだ私は一人でしっとりワインより、こういう方がいいなと思ったのでした。

 でも、一人旅は楽しいというか、お芝居に似てます。人と旅するの大好きだけど、その人と話したり、一緒にいることを大切にしてしまうんですね。一人旅だと、土地や、人と思わぬ出会いがある。

筋書きを知らされてない、ドラマの中に入り込んでしまう感覚。何が起きても、怖いこと以外は受け入れることにしてます。

でも現実逃避と思ったら行かない。そう決めてます。