心の筋トレ

今日は、歌稽古の後、今回の稽古で初の芝居稽古でした。

止めながらだったのですが、二回やった後、心と体が浮遊しております…

新たなメンバーで、また新鮮な空気が生まれて…何なのでしょう。

何回も再演やってるのですよ。でも、台本読み直して、一緒に絡む方と話したのもあるのか、今回特に、感情が揺さぶられてしまって、終わるとボーっとしてしまうのです。

おばあちゃんが亡くなった事が、やはり大きいのかもしれませんが、そこは整理してやっているつもりです。

今まで理屈や計算でやっていたことが、そういうこと抜きで、ダイレクトに入ってきてしまう。

演出の横山さんに、役にのっとられると大変だぞと言われました。

客観性が無いのは、演じてないのと同じ。役じゃなく、私になっているのですから。

でも、自分をコントロールする為に、テンションや生まれる感情を予めセーブしたら、生きたものではなくなる気がして、私は嫌なのです。
計算して出来る人もいるけど、私はダメなのです。

そういう状態でも、ちゃんと台詞や歌やダンスをやりきる筋肉をつけようと思っています。体だけじゃなく心にも汗をかかなきゃ、ていつも思ってるんですが、同じように体だけじゃなく心に筋肉が必要な気がして。

とはいえ、客観的に振り返って、出来てないところは沢山なので、自己満足にならないようにしたいです。役のポイントや、自分と違うところ、チェックして。

なんせ稽古は、失敗しても挑戦してこうと思っています。

前回、外部でお世話になった演出の方に言われた言葉を思い出します。

爆発し続けてる演技なんか見たくない。

爆発の瞬間が見たいんだ。コップの水なら、溢れる瞬間が見たいんだと。

その為には、いつも水をマンパンにして、ぐっと我慢してなきゃいけないよと。

うん。溢れるのができたら明日は、ぐっとこらえよう。まだ楽してるのかもしれない。