田んぼと高速

いよいよ明日は、広島県呉市の公演です。

8時に出発して、9時近くに現地に着きました。

運転して下さった皆さんには、本当に頭が下がります。

バスの中では、ほとんど寝ていましたが(笑)、演出の石塚さんにお借りした、棚田の本を読みました。

本当に長い歴史の中で、沢山の方の知恵と努力で出来上がったんだなあ。

ただの美しい風景ではないんだなあ。

色々な地域の方が文章を寄せられていて、特色があって、ぬくもりが伝わってきました。


高速から、必ず絶えず見えるもの。それは、たんぼ。

いくら減ったとはいえ、たんぼ抜きの日本の風景は考えられない。

私が自然だと思ってきたものは、すべて人の手によるもの…


同時に、今の高速道路が当たり前に日本中につながっていることと、何か似てる気がしました。

きっともっと時が経ったら、未来の人は強く感じるんだと思います。

当たり前の景色のようだけど、本当にここまで全国につながる道を作る労苦は、計り知れないです。

こんなに長時間走っても、まだ続いてるんだもんな…


お世話になっている道路。

排気ガスの問題は深刻だと思いますが、工事に携わった方のことを考えてしまいました。