そして昨日は、音楽監督の寺本さんが、久々に公演地にいらして下さいました。

客演の身でありながら、沢山時間を割いて頂いて、貴重な稽古でした。

お客様はね、この辺で歌を聞きたいんだよ。

顔のまわりをジェスチャーして下さって、それで、本当にわかったのですよ!!

今ついている先生も、博多の方も、寺本さんも、みんな同じ事言っているんだな〜って。


届くピアニッシモ

包むフォルテ。


丁寧なおもてなし。



昔、マリアカラスが歌う画像を見た時の事。歌もさることながら、私は彼女の謙虚さに、とても感動したのです。

あの世界の歌姫がですよ。

女王のように堂々と、君臨するみたいに舞台に立つのを想像していたら、歌い終わったあと、客席を讃えるかのように、すべて見て、深くお辞儀をしました。

本当にありがとうございます。

という気持ちがひしひし伝わってきた。


ああ、こうでなくちゃいけないと思いました。



そして何故か分からないけど、今回、稽古しているだけでは絶対に芸はうまくならないなと思いました。

普段の事がろくに出来ない自分は、そこをまず直さなきゃいけない気がしました。

帰ったら、やること沢山だ。