長崎公演2日目

長崎2日目。

今日は十三郎さん役、三井善忠さんのふるさと、東彼杵(そのき)町での公演。

三井さんの幼稚園時代からのご親友の方が実行委員長となって、町を上げて観に来て下さいました。

これは、本当に凄い事です☆

お昼は鯨汁とおにぎり。有名なそのき茶というお茶。おはぎ。すべて手作り。

豊かな自然と、目の前に広がる海。

小樽出身の錦司さんは、
「小樽の海は荒いから、こんなに海に近いとこに家が建ってるなんて信じられない」とおっしゃっていました。

私も実は、積丹半島神威岬の美しい画像に魅せられ、行った経験があるので、なんとなく思い出しました。(海が荒すぎて、女人禁制だった岬です)

ここの海は穏やかなのでしょうか。

人柄は明るく賑やかで、おおらか。

昨日とは対照的に、反応がはっきりしていました。概して海の方は、反応が大きいのですが、やはり三井さんがいらっしゃるからか、格別でした(*^o^*)

最後の三井さんの挨拶、ボロボロ泣いてしまいました。

「東京に出て30年が経ちます。こんな日を迎えられるなんて…本当に沢山の方のお力があって…ありがとうございます。辛い事沢山あります。そんな時、このふるさとに来て癒やされ、次のパワーが出る。このふるさとが、私の誇りなんです。これからもっと精進して、いい人間になりたい。いい役者になりたいです。」

うまく伝わりませんね、文字では…

私の言葉、選挙演説みたい…
三井さんは、本当に素敵だったんです。

一つの誇張もない。三井さんが地元の方を大切にされ、また皆さんが大切に三井さんを思っていらっしゃるからこそ生まれる、あたたかい空気に満ちていました。

人は生まれて死ぬ。ただ本当にシンプルな、サイクルの中にいます。

その中で、何人と出会うかじゃなくて、どう出会うかなんだな、と、ふと思いました。