芥川龍之介の世界

今日は、いつもお世話になっているお客様に御紹介頂いて、劇団キンダースペースの公演に伺いました。

二週間前に、ワークショップでお世話になった劇団です。

芥川龍之介の、白、魔術、龍という3つの作品を、様々なスタイルで演じられていました。

まず劇場に入って、小さな場所のはずなのに、凄く奥行きがあるように感じて、びっくり。しかも、美術が美しい…

ワークショップの時はリーディングだった「白」は、白という犬を演じる俳優さんはほとんどしゃべらないで、皆さんで進行したり演じられたり面白かった…白役の方の演技、何度も泣きそうになりました。

魔術は、以前一人の朗読の舞台を見た事があったのですが、リアルに何人かで演じたり、語りになったり…音楽や照明のタイミングも抜群で、派手な事はなくても、まさに目の前で魔術が行われているかのよう…

龍。私、この作品知らなかったので、かなりドキッとしました。これは完全にお芝居仕立て。

にしても、皆様の役者力、高し☆役者の力で、何もない空間に、無限の世界が生まれるんだなあ。

それでいて、芥川の文体を大切にしていらして☆

緊張感のある作品ばかりでした。芥川が自殺したのって7月だったんですね…

それもあってか、見終わって切なくなってしまいました。

今日赤羽経由で行くはずが、間違えて駒込から王子の北とぴあに行きまして…田端文士村とか、染井霊園とか、芥川にゆかりの地の近くに思わず行ったのかと感慨深かったです。

また私もがっつりしたお芝居やりたくなってしまいました。

明後日まで北とぴあでやってます。オススメです(*^o^*)