わらわし隊

昨日、NHKで、わらわし隊の慰問を取り上げていました。

私は、全く知らなくて、とても興味深く観ました。

戦時中に、最前線の兵士達のもとに、吉本興業の売れっ子芸人達が笑いを届けに向かった。

エノケンエンタツアチャコなどの中に、ミスワカナという女性がいて。

人気もダントツ☆

戦争の悲惨さや、兵士達の心が分かるのに、軍からは軍の方針に沿った漫才を要求されていく。

次第にヒロポンを常用し、敗戦後まもなく亡くなった。

漫画家の西原理恵子さんの言葉が印象的でした。

「辛い中でも、意地でも笑っていたい。人間て凄い。

もし自分が、笑いに飢えたお客様に提供できるなら、どんな事をしてでも行くだろう。でも、麻痺した心がもとに戻った人々を、また戦地に見送らなければいけないなら、麻痺したままの方が幸せなんじゃないか、て苦しむだろう。

でもやっぱり行くだろう。何度でも。」

今でもワカナのネタを覚えている兵士。

ワカナを憧れとしていた森光子さん。
芸人さん達。

本当に楽しそうにしていた兵士達の写真が、胸に残りました。