ポワーヴル

今日はラストのお稽古。

今回は、びっくりするくらい短期間のお稽古でした。明後日は小田原入り。緊張感を持って臨みたいです☆

稽古前に、レストランのクリスマスライブの打ち合わせをしました。

基本的には、絶対にクリスマスには欠かせない曲は入れて、あとをちょっと遊ぶ感じ。

毎回悩みは、素敵な男女デュエットで、バラードじゃない曲ないかなって事で…

ちょっと今、好きな曲があって、それをデュエットにしてみようかという事に☆

始めた時は、本当に色々思う事があったんですね。

ピアノ弾いてるし、マイクないし、お客様の邪魔をあまりできないBGM的スタンスだったし…

めちゃめちゃ緊張して、自分とっちらかったら、頼るものがなくて。


お客様は不特定。年代も人数も様々で、みんな音楽好きとは限らないし、お話したい人もいる。

お料理がメイン。

で、何よりクリスマスは特別なものだから、その夢を壊したら、お店の質も下げてしまう。

いつか、マイクで、素敵なピアニストさんで歌えたらと思ってやってた記憶が…

今となっては、いきなり一番難しい事やってたんだなと思います…そして貴重なお仕事。

音楽好きが歌を聞きにいらっしゃるお店とは全然違う、難しさと楽しさ。

音楽ってみんなのものなんだよな。

聞いて下さいというより、特別な夜になるお手伝いをしようという気持ちが一番ですね。だから、中途半端だとダメだと思います。

中村君が入ってくれて、若干歌い上げるようになって、やりやすくなりました。


地元でお知り合いだから、好意で安易に出させて頂くというのではなくて、そう、雲光院の田辺商店さんみたいになりたい。

二年くらい前、痴呆が進んだおばあちゃんが、ある歌だけは覚えてて。一緒に歌ったら、笑ってくれました。

なんか、歌ってそういうもんなんじゃないかなと思った瞬間でした。

一等地でも、そういう場でも通用する、ホンモノになりたい。


とはいえ、もう単純に…

お客様との出逢いが何より楽しみなんです。色々な物語を見ているようで。

雲光院じゃないけど、ポワーヴルも、本当に素敵なスペシャル感満点の場で。

シルバニアファミリーとか、借りぐらしのアリエッティの実写版ですね(*^o^*)