ルワンダの涙

昨日、ルワンダの涙という映画を見ました。

1994年。

海外青年協力隊の教師として赴任した主人公。敬愛する学校長でもある神父。現地に来ている報道マン。白人だけでなく、教え子や現地の友人ともしばらくは平和に暮らしている。

しかし…

大統領暗殺事件を機に、長年の部族対立が急激に悪化。

フツ族によるツチ族大虐殺が始まります。昨日までの友人が、殺戮する側になっていたり。

学校は避難所となるものの、駐屯していた国連軍は命令により撤退。

白人である主人公や神父は最大のジレンマに陥っていく。

そして学校は大虐殺の現場へと変わっていくのです。


これは実際にあった事件をもとに作られたそうです。決してそんなに前の事ではないと実感する映画で、他の戦争映画を見るのと、一線を画していました。

特別映像で、現地のドラマも収録されていて、さらに身につまされました。

スラムに住む小学生が主人公なのですが、学校の授業見学の為のお金を捻出するのに、中学生くらいの不良グループの争いを利用する。

その不良グループの戦いが、武器をもっていて、テロリストそのものなのです。


今も世界のどこかでは、こういう光景があるのだと思うとぞっとしました。やらせや誇張とは思えなかったです。

そんな大きな事件だけじゃなくて、すぐ身近のこと。小さな喧嘩や、例えば無意識な自分の身勝手な行為も問題なのだけど。


経済の問題は根本にあるけれど、教育や心の問題はもっと大きいのかもしれない。あとは、やっぱり私は無宗教に近いので、外国映画を見ると、宗教の占める大きさに驚きます。

これはイギリス・ドイツ合作映画だからキリスト教が色濃くありました。

宗教、て民族以上に難しいなあと思いました。

どうしたらいいのかな…


舞台は、影響力のあるお仕事です。色々感じます。