SOLITUDE 歌稽古3日目

今日は、シンガー稽古3日目。今週は1日おきの稽古、毎回楽しみで習慣みたいになっていました。とても充実して楽しかったです。
 
上半期は、曲や本を創る作業と並行して、リハーサルが立て込んでいたから、とてもバタバタしていました。
 
ここまで落ち着いて、お稽古出来たことはなかったんですね。
 
それでも対応してくれた、いまみや庸介君には頭が上がらない…
 
今回、時間があるからゆとりある、てことはなく、まあ、ある分だけ、みっちりだったんですが、おかげで夢にも出てくるくらい覚えてしまいました。
 
終わったあと、4人でワイワイお食事しました
 
実は安が落ち着いて静かなのに頑張って楽しい役をやっているのかと思ったら、本当にお笑い好きで、ぶっとんだ性格だったということがわかりました。
 
ぱっと見は、草なぎ剛みたいな、色白の線の細い感じなんですがね(笑)
 
楽しい話やら、変な話やら花が咲き、最後はモノ創りの話に。いろんな場の話を聞いて、本当にいろんなやり方があるよね、て話になって。
安はフォーリーズだし、黒ちゃんも色々な外部出演してるし。勇矢や私も、それぞれ話したり。
 
 
うちらの創り方の話もして、安や黒ちゃんがほーてなってたり、私も色々目からウロコな話を聞けたりしました。
 
今のSOLITUDEの創り方が、いかにアナログか実感しました。
 
歌詞と曲が別の人間で、アレンジが出来ない作曲家のため打ち込みなどのデモではなく、ピアノからアバウトにみんなが想像して演奏してくれ、話し合って決める。最終的には、演出の観点で勇矢が決める。バンドマスターがいない。
 
これは全く言い訳になってしまうけど、今回は、これがかえって良かった気も実はしています。
 
バンド経験の無い私の曲を、経験豊富なミュージシャンと、勇矢の世界観が導いてくれ、可能性を広げてくれたので。
曲を活かすも殺すもアレンジ。だけど、曲の命はメロディーだと思うから、やっぱりいい仕事したいと常々思ってます。
 
それと大きいのは、作詞と作曲の担当者も、シンガーやプレイヤーとして関わってパフォーマンスすること。バンドなら当たり前なんだけど。
 
他にシンガーも呼んでいて、シンガーとも直接コミュニケーションをとる。
 
規模が大きかったら、これは不可能だと思います。
 
それぞれの立場がしっかり分業されているミュージカルの現場にいれば、よく分かります。本来、一つ一つは兼任できない専門的な分野。その為に、ぶつかったり、コミュニケーションが難しくなることも当然ある。
 
 
今回、ダイレクトに、創るところから、プレイヤーとしても、シンガーとしても、パフォーマンスするところまで受け持つと、確かにズレはなくなる。客観性が持てない怖さは勿論あるのですが。
 
いずれにしても、自分の中の音楽は(他にも色々だな…)だいぶ変わりました。
 
 
創ることは最終的には壊すことなのだと、私は思っています。というか、ある時気づいてしまいました。
 
そのとき、砂漠に投げ出されたみたいに怖かったです。誰にも習うことが出来ない。
 
なぜなら、正解がないことだから。
 
だけど、確実に、本物と偽物はある。
 
 
間違ってる作業かもしれませんが、まず創りあげようと思うのです。
 
その代わり、その為に日頃、習うことや、いいものに触れることがものすごい必要だと切に思うこの頃です。