味噌の里親プロジェクト
昨日は、福島にて、味噌の里親プロジェクトという企画に参加させていたたきました。
先日、飯館村の母ちゃんたち、というドキュメンタリー映画を拝見しました。
その主人公のお二人である菅野榮子さん、芳子さんが、実は長年、飯館村で味噌作りをされており、被災後、村で出来なくなってからも、その食文化を残そうと、各地に出張されたり、福島でも活動されたりしているとのこと。
味噌作りなど、全く未経験でしたが、プロジェクトの皆さんも、とてもあたたかく迎えてくださいました。
昨日は、味噌の天地返しといって、味噌樽のなかのお味噌を、かき混ぜる作業でした。
この梅雨の時期に、天地返しをするかしないかで、全く変わってくるとのこと。
樽を開けると、たまりのお汁がとても綺麗でした。
そして、カビがほとんどない、綺麗な状態の味噌。仕込んだ時の、丁寧な作業の成果だというお話でした。
触ったお味噌の感触は、とても柔らかくて、あったかくて。
カビがつかないように、参加者みなさんで、作業後の樽も、焼酎などで念入りに消毒しました。
丁寧に丁寧に。
酵母菌も、カビも生きている。
味噌も生きているんだな。
不思議でした。
作業もとても和気あいあい。
その後の皆さんとの交流の時間も、とてもあたたかで楽しかったです。
そして何より、映画も素晴らしかったけれど、現実にお会いした榮子さん、芳子さんはじめ、飯館村のみなさん、プロジェクトの皆さんは、本当に本当に素敵な皆さんでした。
出逢いは宝物ですね。
被災、原発、近く迫った帰村、いろいろな課題がある中で、笑顔で、前を向いて生きていらっしゃいました。
こちらが沢山、学んでいただいてしまいました。
私は今回、はじまりの音さんにお世話になることになって、福島県や農業に興味を持って、それで参加してしまった、とても動機の不純な人間でした。
でも、あたたかく迎えていただいて、みなさんはもちろん、きっかけとなったはじまりの音にも、感謝です。
これからもまた、機会があえば参加したいと思いました。
そして、まずは秋、素敵なお芝居を創ります!!!