C.C.L. デバイスシアター ワークショップ〜ミュージカル編〜

実は4月20〜23日間、渋谷真紀子さんのデバイスシアターというワークショップに参加しました。ものすごく刺激的な4日間でした☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


1月にも参加したのですが、今回はミュージカル編


1月に受講した時に、とっても楽しかったので、また開催されるとお伺いして、楽しみでなりませんでした!


バイスシアターというのは、


従来の


演出家がいて、役者がそれを体現していくという縦型のやり方ではなく


演出家も役者もみんなクリエーターとして横型で作っていくというやり方。


そのためには、お互いにRespect & Acceptの精神がとても大切。


ちょっとおかしいかな?と思っても、Yes and!と、出てきたアイデアを受け入れてのっかって、膨らませていこう!


というのが、デバイジングの精神☆


このスピリットがまず、私はとても好きでした


ただし、ファシリテーターという立場で、演出家がお題を出してくれたり、ナビゲーションしてくれたり、まとめてくれたり、ということになります。


何でもそうだと思うけど、自由で創造的に人が遊べるためには、ルールもとても大切だと感じるのですが、渋谷さんのリードや空気感が、とても自由で素敵なのです。


ウォーミングアップのあと、リラクゼーションに入り、そのあと各々が感じたことを絵や言葉にしていきます。


ラクゼーションも、アロマの香りや音楽、あとは渋谷さんのワードで、五感が研ぎ澄まされてゆき、確かにスタジオでみんなでワークショップやってるんだけど、全く違う質感の世界を旅しているような不思議な感覚になりました。


実は、その日やる、かぐや姫のシーンの心情を辿るように、渋谷さんがナビゲーションして下さっているんです。


なので、頭で考える前に、体感している状態で、創作に入っていきます。


今回は、渋谷さんがアメリカでもつくられたという、かぐや姫のミュージカルを作りました。


まずは原作を丁寧にみんなで読みながら、月の世界と現実世界の違いを話したり、降り立った世界が現代なら、どんなふうになるかを話しあったり。

出てくる登場人物について話し合ったり。いろんな立場、角度から丁寧に話します。


そのあとシーンを区切って、グループ分けし、ダンス、歌、芝居を使って、自由に発想していく。


かなりこの時間は短く感じて、発表するときはほぼ即興(笑)


けれども、ウォーミングアップや、原作の共有を丁寧にやっているからか、いつもより断然やりやすい。アイデアも出しやすいし、日によってやる役が変わってもすぐにスイッチング出来るのです。


音楽は、かぐや姫のオリジナル曲でもいいし、おのおの持ち寄った音楽でもよし。


火事場の底力?的に、みんな本当に短い時間で歌詞もつけ、振りもつけ、最後は客席のみんなも巻き込んで大合唱で終わりました


いやー!!


めっちゃ楽しかったです。


きっとこれから、じわじわ活きてくると思ったし、ヒントとして助けていただけることが無限大と思いました。


実際に本番を迎えることになったら、うんと稽古しないととは思うけれども、ワークショップでしかできない事があるな、て感じます。


正解や成果を気にして、物怖じしなくてよい。


自分では絶対出てこない発想がポンポン飛び出すこと。


全然違う可能性が見えてくること。


普段ならジャンルも立場も年齢も違えば身構えてしまうけど、みんなその境が消えてクリエーションできるので、ものすごい広がるんです。


素敵なメンバーの方々に会えた事が、何より宝物でした。


バイスシアターの方式でどんどん海外では作品が生まれてるらしい。


作っては壊し、作っては壊して、一年くらいかけて本番に向かうとのこと。

大変だろうけど、それも楽しそうだなあ。


創造の形は無限大なんだな、て思いました。


あと、ハッカソンといって、演劇世界だけではなく、アーティストや技術者が集まり、一つのものをクリエーションする機会もあるんだよ!と教えてもらったので、それもいつか参加してみたいです☆


このスピリットは、演劇だけじゃなく、すべてのことに繋がるなあ、て感じています。