電話と満月


電話って


ずいぶんかけなくなった


ラインやメールで済ませることが多くて


10代の頃は


本当に毎日長電話をしていた気がする


暇だったのだろう笑


それでも


今でもたまに


電話をもらうと


凄く嬉しいものです


電話の独特の距離感


好きですね


離れているからこそ


面と向かってないからこそ


近くに感じられることがあると思う


特に夜の電話というのは


綺麗な夜の川


対岸ではなくて


隣合わせで


その川を眺めている感覚


手紙はまた手紙で好きなのだけど


電話って


ほら話す言葉って


その時生まれて


すぐにまた


流れてゆくでしょ


でも


声は心にしみてゆくような気がする


そして声の向こう側に


耳をすませる


電話越しに喧嘩したこともあるけど


大声とかを通り越して


何分か黙って譲らないとか


あれは結構我慢勝負になります笑笑


見上げたら今夜は満月だ


前は


月は自分の鏡だって思ったけども


今は


あまり自分に興味がないのか


その向こう側に思いを馳せている


こんなに綺麗な夜だからでしょうかね