お墓詣り

今年の夏は、本番がなく、のんびりと過ごしています。

家族との時間、友達との時間。

去年の夏から、ありがたいことに、ずっと本番と稽古を繰り返していて、充実していたけれど

ふと自分に帰るというか

自分の中で眠ってた気持ちや

前とは違う気持ち

色々な発見をする日々です。

こういう時間が必要だったのかもしれないと思います。

今日は、家族でお墓詣りに行きました。今年初めに亡くなった従兄弟のおばちゃんの新盆でもありました。

口数少ないけどいつもニコニコしていて、ほんとにお料理が上手なおばちゃんでした。

小学生の頃は、よく従兄弟の家に行っていましたが、従兄弟のお兄ちゃん達と年が離れていたので、私はひたすらテレビを見ているしかなかったんです笑

その時に、おじちゃんとおばちゃんが、

「ちいちゃん、食べな。ノルマだよ!」と言ってよくご馳走してくれました。
私はもう、食べきれないくらいでしたが、いつも本当に美味しかったです。

小さなお家でしたけど、夏は扇風機で、冬はもくもくヤカンの置いてあるストーブで、

みんなでちゃぶ台(冬はこたつ)のお食事をつつくようなお家でした。

手を合わせると、

おばちゃんの作ってくれた焼肉や、春巻きの美味しかったことや

コロコロ笑う声や

台所に立つ背中など思い出しました。

一度、公演に来てくれたことがあったのですが、

とても小さくて驚いたのを覚えています。台所で見た時は、とても背中が大きく見えたので。

お水をかけたら、夕方の涼しい風がひとしきり吹いて、とても心地よかったです。

そのお墓には、前までは私が生まれるずーっと前に亡くなった方が眠っていたので、

なんか神社に行ってるのと同じような感覚でしたが

今日は、なんだかお家に行ったような気持ちでした。

何気なく感じていることが

永遠ではないのは悲しいけど

だからこそ

何気ない日常を大切にしたい

そんな風に感じた日でした。

帰りは、銀座アスターで食べようと言ったのに

地元のお店はすぐに閉まってしまい

さんざん他も探したけれど灯りが早々に消えてしまいまして笑

ぎょうざの満洲に行って食べたら美味しかったです☆