稲作その1

なんと、スイカをみんなで食べ終わったあたりで雨が降ってきてしまいました…

今日は作業はできない、お話だけでもということで、迎えて下さいました。

これが…

本当に本当に私には目から鱗というか、知らないことばかりで、大変勉強になりましたし、感動の連続だったのです。

私はお芝居をきっかけに、単純に農業に興味を持っただけ。本当に大変な作業で、毎日の暮らしに密着した問題だとちゃんとわかっていなかった。それがよくわかりました。

以下は農業をされている方が読めば、常識かもしれないのですが、いくつか恥ずかしながら書かせて頂きます。稲を中心に伺いました。

農業は本来、頭がよく、根気があって、優しい人間でないと出来ないだろう。

作物は口が聞けない。その微妙な変化を察知する繊細さがいるし、多く収穫するノウハウは自分で研究するものだ。

天気が相手だから、去年やったことをやってうまくいくとは限らない。

なるほど…

すべて作物は同じ。泥作りから始まる。

耕すと空気が入り、バクテリアの酸素の分泌を促し、土がサラサラになる。耕さない土地は、三、四年は作物が育たない。一年前から耕す。

(つまり、稲刈りが終わったら、まず耕す。稲を育てていない間もお休みはないんですね。)

草との戦い。稲は水を張るからまだいいけど、畑は大変。

ただ雑草が作物を鳥や害虫から守ってくれたり、夜露を呼んで水分補給をしてくれたりする。だから、同時に大切な存在なんだ。

天候を見ながら、先々を見越して予定を立て、作業をしていくのが農業だから、休みはない。
作物の生育は90日が目安、1日の比重はとても重い。1日ずれたら、だいぶ変わってしまう。

雨でもやるよ。

ただぬかるんで作業にならないから、代わりの準備したりもする。今日みたいに一度降ったら、止んでもぬかるんで出来ないんだ。梅雨は本当に大変だ。