大貫妙子さん

コメント頂いてお返事書いているうち、長くなりすぎたので、大貫妙子さんについて書いてみようと思います。

大貫さんと聞いてピンと来ない方もいらっしゃると思いますが、聞いた事が無い方も実は少ないんじゃないでしょうか?
色々な場所で流れていますからね♪

私も最初そんな感じ。流れてる…

サイダーのCMとか、メトロポリタン美術館くらいで、声も眠いし、曲も単調だなあと。

でも、聞き込むうち、なくてはならない人になりました。

ベスト盤のCDが出た時に書いてあったんですが、

普通CDには解説をつけるが、彼女にはできない。大貫妙子というアーティストは、音楽、言葉、サウンド、思い、すべてが楽曲に集結しているからだ。

その通りだなと思いました。説明つけたら嘘になる。

本読まないで、妙子さんの曲ばかり聞いてた時期がありました。

よくミュージカルやってるよなあと思うけど(笑)横山さんの言葉を選ぶ感覚や、シンプルな本は、実はどこか共通してる気がします。オーバーに表現する為の音楽じゃない、より感覚に近いとこに言葉を返してあげる為に音楽があるっていうのかな。動物に帰っていくようなもんだから、ミュージカルって。

大貫妙子さんて、実はキャッチーだと私は思う。でも媚びてない。奇もてらってない。そういう素直さが好きだし、孤独になっても音楽を創るプライドがあるところも凄いと思う。

私、18歳で大貫妙子さんに出逢うまでは、まわりがいいと言うから、色々好きなつもりになってた音楽がいっぱいあった。でも、彼女に出会って、これだ、と静かに確実に思った。

そしたら、他の事に対しても、好きなものがわかっていったんです。激しく感じるとかじゃなく、確かにわかるという。

例えば、偉い先生に、それよくないから、こっちにしなさいとか言われたとする。でも思うんです。好きなものは好き。確かな事だから、変えられない。好きなものを増やしていきたいと。

でも実は、最初の出逢いは子供の時だったんですよ。初めて観た映画館の映画、子猫物語。内容では泣かなかったのに、テーマソングが流れて、自然にすーっと涙が出て。

何かを見て泣く、て事は初めてだったから自分でびっくりしました。

実は大貫妙子さんが歌っていたなんて、ずっと後で知って。

はい、ここまで読んで下さった方、本当にすみません(笑)私、思い込みの激しい人間です。本人自覚ないけど。

横山さんにも逢えたから、大貫さんにだって逢えるはずだ、と、どこかで思ってます。

あ、スティングは好きだけどまだそんな詳しくないので、今度☆

Englishman in NewYorkが好きです。