ひめゆり

今日はステップスの梅津めぐみちゃん、秋本晋作君が出演している、ミュージカル座のひめゆりに伺いました。

私、実はミュージカル座初体験☆

全編通して、歌♪

お話というよりはドキュメンタリーを見ている感覚でした。

私は戦争を知らないので、むしろ映画やお芝居、本でしか分かりません。

だから、戦争を体験されている方が見たら違う印象も持たれるかもしれないのですが…

結構、残酷なシーンも出てきたけど、それが現実だったろうし、もしかしたらもっと厳しいだろうと思いました。

ラストに向けて、本当に見応えがありました。

戦争ものは実は苦手で、見るのが辛いのですが、奇をてらわず、丁寧に創ってらっしゃると思いました。

しかし…

ステップスのboy beで、爆撃音の中演じていたのに、いざ劇場でお客になって初めて、こんなに怖いのかと思いました。

ミスサイゴンや、WINDS OF GODを見た時は感じなかった、リアルな感覚…

舞台中に本当に、避難警報が鳴ったような…

明日が来る事が当たり前じゃない、次の瞬間が当たり前じゃない、て凄い事ですよね。

そんな根元的な事。

考えてしまいました。

昨日、劉さんが何気なくおっしゃっていたのですが、

「不況だろうが何だろうが、元気だったら何でもできる。
無理はしない。でも、自分のできる事をフル稼働すれば何とかなるし、不思議につながっていく」

ゲゲゲの女房でも、水木しげるさんが

「自分は生きてる人間には同情しない。

無念でも戦地で死ななきゃいけなかった人を見てきたから。自分は好きな漫画を描いて暮らしてるんだから、貧乏なんて気にしない。なんとかなるさ。」

なんとかなるさ。

色々くぐり抜けて来た人が言うと、全然響きが違う。


私なんか、へこたれてる暇はないな。

笑っていこう。
楽しもう。


そう思います。