港のマリー

さて、ここからは横浜物語にお付き合い頂ければと思います。

今回は、白塗りの娼婦、ヨコハマメリー。戦後、外国人相手の娼婦をされ(主に将校クラス)1995年に横浜から姿を消した女性です。

映画を観てから、とても惹かれました。が、同時にとてもナイーブなテーマで、生半可では失礼だと思いひるみました。

つい最近まで実在した方だったからです。

しかも、彼女は全く人に自分を語らなかった為、その人生は謎に包まれています。その分、五大路子さんの一人芝居「横濱ローザ」をはじめ、沢山の小説のテーマになっています。

歌も彼女がいなくなって、沢山できました。私は、一見関係ないかもしれないけれど、1995年にピチカートファイブ小西康陽さんがつくられた、夏木マリさんの曲を選びました。

また、様々な港のマリーが開港からずっといて、ヨコハマメリーもその伝説を受け継いだのだということも聞きました。

天井桟敷の人々などで有名なマルセルカルネ監督の同名映画があります。
中年男が、海辺の生真面目なウェイトレスに恋をする話。この人気にあやかって、港のマリーというフレーズは結構使われました。こちらの意識の方が強いかもしれませんが、年がビンゴということは…と思ったのです。

爽やかなボサノヴァで、9月のマリーというアルバムに入っています。このアルバムは、本当にオススメです♪紙ジャケットからして、まじかっこいいです。

Le chansons13というアルバムにも入っていてマジオススメです(≧∇≦)

なんとなくですが、メリーさんは、明るい性格だと思って、オープニングにあまり暗い歌を歌いたくなかったのでした。