Forgotten Saga

昨日話していて、ふと思い立ち、本当に久々に和泉宏隆さんのソロピアノアルバムを引っ張り出しました。

稽古前に出かける時には、何かいつも聞いていきます。

和泉さんは、T-SQUEAのキーボーディストにして、アレンジャーであり、作曲家だった方です。今はスクエアを離れ、ソロやユニット活動をされています。

このForgotten Sagaは、まだスクエア時代に出たもので、頂きました。

好きすぎて、聞き込みすぎた為、自分が何か弾いたり作ったりする時も、かなり影響を受けてると思います。

なんで、ずいぶん離れるようにしました。久々に聞いたら、音の選び方、揺らし方、やっぱり相当影響されてるわ…

でも、深みが全然違うのは、音圧やタッチだなあとか、改めて和泉さんの凄さを知る。

しかしなんていうか、好きなものって、いい。いつ聞いても懐かしいとかじゃなく、自分がゼロになっていきますね。

芝居前にいいかも。

和泉さんは、普段がフュージョンバンドの方だからか、バックに広がる世界がただのソロピアノと違って広い。で、ソロだからできる事もわかって楽しんでる。

クラシックやジャズなど、ジャンルもこだわってないし、→
ていうか、私、やっぱりこういうポップなバックグラウンドの人が好きなんかも

かといって、イージーリスニングみたいに、たるくない。

スクエアの曲も、和泉さんの曲は、何かが主旋律をとるとかじゃなく、それぞれが素敵なメロディーを奏でて、その合わさってくのを楽しむようなのが多い。
音が分厚いです。

私は主旋律がはっきりしてる曲は、歌にしたらいいなあと思ってしまう。このアルバムにも一曲、歌詞が聞こえてきそうな曲があって、歌詞を作ったことがあります。

メロディーにはすでに、何か宿ってると私は思う。本当に耳を澄ますと、自分のボキャブラリーには無い言葉でも聞こえてくる気がするんですね。

だから、自分が曲を共作する時は、歌詞に重きを置く場合は、先に曲は作りません。

言葉にもすでに、メロディーは宿っていると思う。もちろん、答えなんか何万通りあるんだが、その言葉と出会った私は、しっくりくるひとつをやっぱり持ってると思うんですね。

今、三曲作る曲があって、一曲はまだ、先送りなんです。二曲はだいぶだいぶ。
相当遊んでます。


曲は遊んで作れるものと、繊細に作るものがあります。最後に残ってるのは、繊細な曲です。実は一度、メロディーはできちゃったんですが、あくまで隠し持っておこうと思っています。完全に別ものにするかもしれないし。


いつになるだろなあ。きっと、色々なことが一番すっきり、ストンと落ちた時、歌詞もらえる気がする。

ビーも。同じ。シンプルに。

行ってきます(*^o^*)