新曲

今日は、1日お休み。実は次のリハーサルまで、今日しか休みがありません。
 
新曲の大詰めにとりかかりました。
 
この曲は、一番始めにイメージだけを8月末に話してもらった時に、実はスーッとメロディーが出て、録音しといたのがあって。
 
でも歌詞を先にすると決まっていたから、ふせておいて。
 
しかし、歌詞をいざもらってパッと作ったものは、全然違いました。
 
両方聞いてもらって、やっぱり最初の方が近いという話になり、昨日はリセット。
 
夕方、散歩したりして帰りました。また全然違ったメロディーが出てきて。
 
夜録音して送ったら、近づいたね、という話に。
 
試しに一番最初のモチーフから始めてみようということに。
 
朝一番で起きて、何も考えないで、弾き始めた。
 
それが、凄い不思議だったんですが、スタートは決まってても、本当に知らないところに漕ぎ出すみたいな感覚でした。
 
自分でも、音がどう進むかわからない。
 
まさに旅に出た気がした。
 
思ってなかった色や、景色が見えてきた。
 
色々バージョンを作ってはみたが、本命は決まった。
 
勇矢にパソコンで送った途端、全身が痺れてきて、力が抜けてしまい、眠ってしまいました。
 
目が覚めて、オーケーが出たのは、やっぱり本命のバージョンだった。
 
 
これで今回のライブに関しては8曲すべて出来たわけだけど、この最後を作ってわかったことがあります。
 
自分がいかに、感覚でしかものを創れないのかが分かりました。
 
 
イメージが一番大切。ものを創る前のことが大切で。共同作業する人がいたら、それを共有すること。その直感を一番大切にすること。
 
言葉だけを信じてしまうと迷い道に入る。
 
イメージと言葉には距離がある、それを例えば作詞家が遊んで創った時は特に。バカ正直に、言葉だけを受け取ろうとしたら、その時の自分の状態で、いく通りにもなってしまう。
 
言葉にもアクセントがあって、音楽があるんで。
 
これまで、様々な距離感で創ってきたから、色々な曲があります。
 
 
迷い道に入ったら、体動かして、外に出て遊ぶこと。
 
今、巷には沢山の音楽が溢れていて、その中に触れる機会が多ければ多いほど、気持ちよい音楽の流れや、よくあるメロディーが耳に流れてきてしまう。
 
あとは、理論で何とかしようとしたり。
 
いかに、すべて忘れるか。シンプルに、しんとしたとこに行けるかなんですね。
 
一発で行ける場合も確かにあるけど、迷ったりしながら一周した方が、やっぱりいい気がする。
 
 
この3日間は、正直、ジェットコースターに乗ってたような感覚でした。色々な夢を見たし。
 
 
いやはや…
 
しかし、ここまで沢山の曲を創れたのは、作詞家というより、勇矢が演出家で、道を示してくれたからだと思いますね。
ただ、結果的にこのラストは、自分が、もともと勇矢氏と共同作業する前、いや多分、お芝居を始めるより前に何気に弾いてた頃の、ずっと昔の色に近くなった気もします。
 
 
ま、これからなんですが。とにかく、一段落。今日はぐっすり眠れる気がします