三味線と和太鼓

今日は、木ノ下伸市さんの津軽三味線を聴くことが出来ました。
 
様々な方との競演で、一部は伝統芸能に徹し、じょんから節から、小原節、よされ節といった定番を、歌と三味線で堪能。三味線は、やっぱりたまりません。特に、津軽三味線は大好きです。
 
じょんからの競演は、ジャズみたいでした。
 
と思ったら、二部はセッションで、ピアノやパーカッション、ギター、そしてラストは林英哲さんの和太鼓という、もう物凄い豪華でした。
 
何が凄いって、和楽器と洋楽器の音のコンビネーションが、絶妙。
 
喧嘩しがちな音が、本当に柔らかく絡み合って、ド迫力でした。
 
音、って波動なんだなあと改めて思ったのは、ラストの林英哲さんとのコラボレーションの時です。
 
地面の奥深いとこから、全身に鳴り響いて伝わってくる感じ。見終わって、「久しぶりに血が騒いだ」と言っていた方がいましたが、まさに血がたぎりましたね。
 
凄い人、て、楽器だけじゃなく、全身が鳴ってる気がする。で、周りの空気に無限に解放されてる。
 
それって楽器だけじゃなく、歌でも俳優でもみんなそうなんだけど。
 
英哲さんは、中央で太鼓を叩いてらっしゃるので、背中しか見えないのですが、全くエネルギーが途切れないんです。
 
木ノ下さんと呼応するように、演奏が進んで、トランスに入っていきそうでした。
 
ライブ、て、やっぱり特別なんだなあと思った。
 
難しいことは分かんないけど、ともかく凄いことだけは分かりました。
 
とにかく、かなりパワーもらいました