カレイドスコープ

今日は、多岐川装子さんのライブ、カレイドスコープに恵比寿art cafe friendsに伺いました。
 
ボーカルは装子さんと秋園美緒さん、ピアノは金益研二さん、パーカッションは東佳樹さん、バイオリンは長岡聡季さん。
 
シャンソンカンツォーネ、ラテンからスタンダードまで。
 
私は昨年、さいたま芸術劇場に装子さんにお誘い頂いてライブ出演させて頂いたとき、金益さんと東さんとご一緒させて頂きました。本当に夢のように皆さん素晴らしいミュージシャンでした。
 
こうしてお客で拝見して、改めて恐ろしくなるくらいすごかった。
 
バイオリンの長岡さんは初めて聴かせて頂いて、甘い音色からスタイリッシュな音色まで自由自在。ピアソラの鮫のソロは、もうムチャクチャかっこ良かった〜
 
そして金益さんに至っては何を隠そう、私は買ったピアノ曲の楽譜の編曲が「金益研二」という事がとても多く、色々な意味でお世話になっています(笑)クラシックからポップスまで幅広いのですが、ラテンをよく弾かれるので、ラテン好きとしては、またたまらないのです。
優しい音色も本当にうっとりです。
 
そしてそして…
 
我らが装子さんの歌声を久々に聞き、初心に帰った気がしました。晴れ渡る青空みたいな声です。イライザでのソロの初共演のとき、歌ってくださった黒い鷲。 
 
ある日忘れたけど空が裂けて黒い鷲が飛んできた…
 
という歌詞。私は、あまり意味を深く考えて聞いていなかったのですが、今日なぜか強烈に、分かりました。
 
装子さんもMCで言われていましたが、黒い鷲は恋人だと思って歌う方もいるけど、歌う度に色々思いますと。
 
私は、ずっともやもや探していた自分の一番大切なものが、鮮明にシンプルにわかった瞬間のことかなと思いました。
 
勝手に聞いてる私の心境だったのかもしれないけど…
 
秋園さんは、柔らかくて美しくて、本当に優しい歌を歌われる方。ポップスもかっこいいんです
 
新世界とダニーボーイを、平原綾香さんの歌詞で歌ってくださったのですが、ポロポロ泣いてしまいました
 
歌詞も素敵だけど、それをこんなに伝えて下さるなんて。
 
なんだか、ものすごい得したライブで、興奮覚めやらぬです。
 
艶っぽかったな〜