モノドラマ

今日は5月ワークショップに参加させて頂いた、劇団キンダースペースのモノドラマに行きました!
 
A〜Cに分かれて、それぞれ三人の方が、出演されます。
 
一人芝居でもなく、朗読でもない。
 
俳優が、一つ一つの短編小説を取り上げるモノドラマ。
 
皆さんにお世話になったので、全部の回を見たいのですが、相手役でお世話になった平野さんがいらっしゃるということでB班の回にm(_ _)m
 
これが、絶対面白いだろな〜と思ってたけど、本当に面白かったです(≧∇≦)
 
ほとんどセットなど何もないのに、視線や動きだけで、そこに見えないものが見えてくる。
 
気づくと、俳優さんではなく、その視線の先、ついには、見えない何かを見ている自分に客は気づく。登場人物も、すべて演じ分けて下さるので、よく分かる。
 
織田作之助の雪の道。
 
 
まず高瀬舟。始まると、まず私のようなモノドラマ初めて人には、ルールというか、見方を理解するとこから始まるんですけども。
 
結構最初から、俳優さんではなく、気づいたらその目の先を見ていました。すると急に、世界が広がる。邪魔なものがないから、よけい自由に。
 
西村さんは、間接的にお話しか伺っていない方だったのですが、とても的確で、目の輝きが印象的でした。
 
 
雛を演じられた西川さんは、若手の女優さんで、やっぱり本当にお世話になった方。
 
ワークショップの時から、いざ演じるとなれば、新人とか関係なく、エネルギーがあってストレートに前に出る感じが、とても好きな女優さんでした。今日も、セリフがズンズン響いてきました。
 
衣裳や小道具のディテールも、効果的でさすがでした〜
 
そして、平野さんの雪の道。
 
お話は、結構2作品、緊張感のあるトーンが続いてたんです。これも確かに内容は辛いかもしれない話ですが、トーンが明るい。
 
そして、それがなんとも人間臭くてあったかいんですね。
 
うー
 
織田作之助の本が持ってる世界観もあると思うけど…
 
平野さんがやってるからだと思う味が滲み出るんですね。
 
やられた…と思いました。
 
終わって、挨拶すると、素のお顔になって、恥ずかしそうにされるのが、なんか別人みたいですけど、いや〜皆さん尊敬(◎o◎)
 
様々な場所で上演されているそうですが、今日はスタジオ公演のかぶりつき。
 
めちゃ得した〜〜
 
そして、不思議に、沢山この頃の小説が読みたくなりました…
 
これが俳優じゃなく、小説の世界を見たってことなのかな…
難しいことはわかんないけど…
わかるのは、どんだけ稽古されてるの!ということです(笑)
 
三人で1時間40分なんて、覚えるだけでも大変なのに、あの的確さは…
 
さらに、味まで滲み出る…
 
セットなくても、一人俳優がいたら、あんだけ世界って広がる…つまり俳優の力量にかかってるわけですね。
 
一連受けたワークショップは、一貫してどういうことだったか、この西川口のスタート地点に帰って思い知る。
 
なぜ自分が受けてたのかも(あまり深く考えてなかったので)
 
モノドラマは、落語に近いと聞き、師匠を思い出したり、まあとにかくも、色々に思いを馳せ、余韻に浸るワタクシ…
 
ふと、横浜物語の目指す先が、見えた気がする。遠すぎるけど(笑)自由に始めたことは、正解がないです。
 
なんで、やってるのか、実はわかんないで楽しくてやっていただけだったけど、漠然と不安があった。今、つながってきた気がする…
 
もちろん、すべての表現に活かしたいです
 
 
ありがとうございます(*^o^*)