新生ふるきゃら「風そより」

今日は、新生ふるきゃらのミュージカル、風そより、家族で深谷公演にお伺いしてきました。






新生ふるきゃらは、この12月をもって、解散されてしまいます。


客席は超満員、開演前から長蛇の列。それだけで、なんだか胸がいっぱいになってしまいました


最後尾の看板を持って立っていらっしゃるのは、福島の応援団の方。


「チケットあるなら、一番後ろでも見やすいから、安心してくださいね」と言ってくださり、一安心。立ち見も出るとのこと。


深谷は個人的に感慨もあります。
最後に、ふるきゃらツアーにお世話になったドリーム工場、私自身の初日はこの深谷公演でした。


震災復興のために企画された深谷のみなさんが、雪害に遭われ、被災者になってしまわれた直後の公演だったのです。


それでも、深谷のみなさんは、ミュージカルをやろう、と言われ、見てくださり、予定通り、被災地にも援助されたそうです。


ふたたび訪れた深谷は、活気を取り戻し、ビニールハウスも立派になっていて、すごいなと思いました。


その深谷の実行委員のみなさんや、応援団のみなさん、お世話になった劇団のみなさん、たくさんの方々が、あたたかく出迎えてくださり。


共演させていただいた、三宅さんにもお会いできました☆


客席は、熱気がムンムンでした。緞帳もお祭りのよう、なんだか、ふるきゃららしい。


そして、始まって。


やられたと思いました。


解散公演という感慨より、みなさん、晴れやかに、作品の世界を届けてくださいました。


そして、ふるきゃらのスタイルを貫きつつ、未来へのメッセージを込めた舞台になっていて。


石塚さんは、震災が起きたときも、本当の復興支援は、仕事を提供して、現地の方々が自ら復興できるようにすることだと仰っていました。

そしてこの作品では、壊れたものを直すことにとどまらないで、壊れないものを作って、素敵な景色を作って行こうと、最新の技術を紹介されていたんです。


これが遺作なんて、ほんとにすごいな、て思いました。どこまでも、先へ先へ。





終演したら、おなじみ、下座バンドのピアノとトロンボーンと歌で、お見送りしてくださり。






役者さんも、みなさんお忙しいのに、丁寧にご挨拶してくださいました。






解散はとても寂しい。とても残念です。でも同時に皆さんの未来も、心からお祈りしています。今まで本当にありがとうございました。


ふるきゃらの皆さんの、お客様やお世話になった人へのお心遣いや、けじめのつけ方、本当にカッコいいなと改めて思います。


地域のみなさんとの二人三脚での作品創り、その関係を大切にする気持ちも、最後まで貫かれていました。


陽気で、自分をしっかり持っていて、気骨がある、かっこいい人達。


ふるきゃらで教えていただいたこと、計り知れないですし、私の大切な血肉になっています。


またいつか、みなさんとお会いできるよう、がんばりたいです!!


お疲れさまでした!!


最後の岡山公演、がんばってください☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆