月と森の記憶


今日はお誘いいただき、楽しみにしていた企画にお伺いしました。


アートと音楽と朗読で紡ぐ ココロのコンサート
「月と森の記憶」


調布市文化会館のくすのきホール。






よくしていただいている、イラストレーターの田川誠さんが、ななんと、ご自身の絵を舞台美術とされるとのこと。


ミュージカル女優、井料瑠美さんとシンガーソングライターの鹿嶋敏行さんの歌と語りとのコラボレーションです。


なんて贅沢!!


調布の駅に降り立つと、アートフェスティバルをやっていて、出店で賑わい、いろんなイベントをやっていました。


ステージには、沢山の田川さんの絵が飾られています。


存在自体がミューズのような井料さん、白い素敵なドレスで、ミュージカルや親しみのあるナンバーを歌われ。情熱的で、表現豊かな歌声、改めて魅了されました。


対称的な黒い衣装の鹿嶋さんは、初めて歌をお聴きしたのですが、柔らかく寄り添うような静かな声で、癒されました。


そしてなんと田川さんも、ずーっと画家役で舞台上に。


ミュージシャンの方々も素晴らしい。


そのバックのホリゾントに、田川さんの絵がスライドで大きく映し出されました。


アニメーションになっているのではなく、あくまで、静止画です。


それが、とても不思議だったのですが、音楽が奏でられると、まるで絵が動き出しているかのように感じられるんです。


匂いがしてきたり、風が吹いてきたりするような、、、


どちらも邪魔したり拮抗したりしないで、調和しているんです。


それが、本当に素敵でした。


幻想的な世界観のなかに誘われ、しばし現実を忘れてしまったような時間でした。


ラスト、田川さんはずっと描かれていた絵をロビーに持って行ってくださいました。






田川さんの絵は、青と黄色のコントラストが美しいのはもちろんなのですが、それぞれの色合いが、激しく主張するのではなく、溶け合っていて、深みと優しさがあるのです。










コンサートの選曲も、激しいナンバーはなく、優しく抱かれるような曲ばかりでした。


今日の一回しかないなんて、ほんとに勿体無い。


またぜひ再演してほしいです!!


写真OKだったので、撮らせていただきました☆