飯館村の母ちゃんたち〜土とともに〜
今日はオススメいただいて、
飯館村の母ちゃんたち〜土とともに〜
という映画を見てきました。
場所は東中野にある、ポレポレ東中野という映画館。
そうです!東中野は、通い慣れたステップスのお稽古場があった駅。
劇団の用事以降、行っていないので、本当に久しぶり。
でも、ポレポレ東中野に行ったことが実はありませんでした。
駅を降りたら、綺麗なロータリーができてる!!
という衝撃で、帰りに写真を撮ろうと思ったのですが、、
映画を見て、すっかり忘れてしまいました。
なんかいろんな意味で、全身をガコーンとやられてしまって。
原発事故の影響で、福島県の飯館村から非難を余儀なくされた2人の老女。
避難所生活を送りながら、畑を耕し、たくましく生きていく姿を撮ったドキュメンタリー。
音楽も余計な演出もなく、淡々とお2人の震災からの5年を追っている。
とても明るく、よく笑われるのですが、奥底で抱える思いを奮い立たせながら、懸命に生きていらっしゃる。
汚染されたご自宅に帰るたび、それでも綺麗に咲いているお花に、手入れできなくてごめんねと言ってらっしゃるお姿が心に残りました。
5年経つ中での心の変化、葛藤、怒り、様々なものが、伝わってきました。
原発反対、というだけではなくて、この映画のテーマは
「生きる」ではないかなと思いました。
終わった後、監督の古居みずえさんと、Our Planet TVの白石草さんとのトークショーもお聞きすることができました。
取材の難しさ、現地の方々の葛藤なども知らなかったので、単純な好奇心で見に来たような気がして、二重にガコーンとやられました。
それでもやはり印象的だったのが、
無かったことにならないように記録していきたい、伝えていきたい、
という言葉でした。
昨日はオバマ大統領の演説がありました。私は、様々な制約や条件の中で、最大限に誠意を持って、現役大統領として訪問、お話下さったこと、とても大きなことだと感じていています。
ついでのように話すことではありませんが、このタイミングで、この映画を拝見したので、核兵器も原発事故も、似ているように思えてなりませんでした。
また、私は地に足ついて生きているんだろうか、と自問自答していました。
沢山のことを教えてもらってきた東中野だけど、
懐かしさではなく、またまた新しい宿題をもらいました。
http://eiga.com/movie/84437/