年末ラストリハーサル&長沢節先生

今日は、映画のダンスリハーサルでした。

こんな年末ギリギリまで、リハーサルしたのは初めてです。

来年はどんな年になるのか、なんだかワクワクしてきました。

今日は、先日つけて下さった振りに対して、エッセンスやアドバイスを細かく下さるもの。

とても楽しかったです。

私はモデル役を、と言われてから、実はかなり気後れと焦りを感じていました。

それでふと、長沢節さんという伝説のイラストレーターのことを思い出しました。

今年、生誕100年で、廃校になってしまったセツモードセミナーの創始者です。

そこの先生をされていた友人の日笠君に相談し、アマゾンとかで買うつもりでセツ先生の書物などを紹介してもらおうと思ったら

快く貸してくれました(涙)

セツ先生の本は沢山あるみたいなのだけど、

チョイスしてくれて。

ファッションそのものの歴史や言葉の本






それと

先生が書かれた内面的な美へのエッセイ。



私は女優という仕事をやらせて頂いているのに、

美というものにちゃんと真正面から向き合ってきたかというと、反省が多すぎ。

でも、ギラギラヒラヒラ着飾る事とか、何か他より抜きん出る為の戦闘服としてオシャレがあるのだとしたら、それも絶対違うと思っていました。

時々、セツモードセミナーの絵画展に行ったりもしていたのですが、その自由な美意識が好きでした。

あと、他で絵のモデルはさせて頂いたことがあったので、モデルのポージングと、絵の構図というものは、何か共通点があるんじゃないかと思って。

日笠君もやはり、ただ直線的に立っているだけではなく、曲線で動きのあるポーズの方が面白いんだよ、て話してくれました。

それはダンスだって共通していますよね。

身体の美しさ、面白さ、てことなのかな。

今、読ませて頂いてますが、ビジュアルのファッション史はもちろん、

この

セツ先生のエッセイ、めっちゃ面白いです。

大人になっていくことが、とっても楽しくなる。

これはずーっと心に残りそうな本。

今日もアドバイスの中で、

「モデルさんたち、美しくね!セクシーに☆セクシーが足りない!」

という言葉が。

それは女性として、言われてハッとする言葉でもあります。

同時に、美しいとかセクシーってことの感覚を吐き違えたくないな、と、感じます。

アハンうふんだけがセクシーだとしたら、それは安っぽすぎだと思うんですよね笑

撮影までのこの期間、思い切って恥ずかしがらず、美と向き合ってみよう。

今年は後半、ありがたいことに舞台が続き、内面を見つめて役作りをすることが多かったけれど、

外から内を作ることも同じように大切なのだ、と、今、突きつけられてる気がする。

そして、これをきっかけに、今後ももっと、センスを磨いていきたいです。

おススメあったら、教えてくださーい?

そんなこんなで、古い人間なので年賀状を書きます笑笑