2017年の振り返り 3

ユーガットから7月くらいまでは、じっくりと音楽の勉強をしていたのですが、、、

8月から稽古が始まると、もう怒涛でした。

10月頭に
レインボースタジオシアターカンパニーの
オペラ「魔笛」。

50人近いキャストの皆さんと暑い夏を過ごしました。

オペラは堅苦しい、難しい、そんな概念を吹き飛ばし、

徹底的に芝居重視で、果敢にエンターテイメントを追求するカンパニー。

私の中でも、かなりコペルニクス的にいろんな事が変わり、稽古場からドッカンドッカン刺激を受けました。

未知の高音のオンパレードも、自然と出来るようになって、感謝です。






さらに夏、1日だけですが、

渋谷真紀子さんのデバイスメソッドで作られたミュージカル、KAGUYAのお手伝いも経験させて頂きました。




1月・4月とワークショップに参加させて頂いていたのですが、公演を作る稽古場はまた格別。

アメリカの作曲家から来た、出来立てホヤホヤの音楽を皆さんで歌って調整する現場、

完全にミーハーみたいでしたけど、ものすごいエキサイティングでした。

そして11月あたまは、

コメディ劇団ファルスシアターのStarting Over。

オペラ現場ではセリフではなく、ひたすら高音で歌っていたので、やることが全然ちがう分、切り替えは非常にやりやすかった。

しかも、メンバーの方々のストイックさ、気さくさがまた素敵で、いっぺんに座組が好きになってしまいました。

私は恐れ多かったですけど、主役の相手役のヒロインでした。

が、案外セリフが少ないこと、コメディならではの難しさなどなど、ハードルは高かった。座組の皆さんに助けて頂き、それでも終始楽しく、山を登ることが出来ました。

さらに、前説で歌うというミッションがありました。

伴奏録音やアレンジしたりしながら、なんとかなんとか。
実は今年前半、音楽の勉強していたのも良かったなと、今は思います。

この座組と役に浸かりすぎ、次の大山に切り替えが出来るのか、という危機感が生まれたほど。




12月ヒガンノジカン「富士百鬼夜行」では、主役の妻役で、ウブメという妖怪。

しかも、地曳君以外、すべて初めましての皆さん。

「あなたを愛してるのよ。他の誰にも渡したくない。」

というセリフがあったんですけども、11月に好きな人を大月のアパートまで追いかけてたのに、

別の人に向かってこんなセリフ、1ヶ月後に言えんのかな、、て不安になって笑笑

しかも恨み節とか、重たい女ではなく、純粋に言ってる人だったので、、、

が、

その不安は、意外にも稽古初日に晴れてしまいました笑

その座組の熱もまた半端なかったのと、しのごの言ってる暇がないくらい山が大きいことが分かったからです。

この、

不妊治療に悩みながら、夫婦の絆を追いかけてゆく役は、

近年の自分が頂いた中でも、かなり等身大に感じて挑めた役だったなと思います。




さらに年末、角川裕明監督のミュージカル映画「とってもゴースト」への出演が決まりました☆





角川さんのワークショップも夏にお受けしていたんですが、まさか、この作品の出演に御縁があるなんて。

しかも、ファッションモデルの役。

オペラのあとはコメディ、
そのあとはシリアス、

そして、内面をえぐり追いかけた後には、華やかな役を頂くという、

まさに振り幅の大きなチャンスを頂けること、とても幸せです。

色々な事をさせて頂いたり、色々な方に出会うと、かえって何か大きな一本の幹が、自分の中に見えてくる気もしています。

何がやりたいの?と言われたら、何でもやりたい。

私はニュートラルに何でも向かいたいのです。

どんな役が合っているかとかは、周りの方が決めること。

もちろん自分の個性を知っているのは大切だと思いますが。

もっと大切なのはきっと、
いい匂いがするな、楽しそうだな、と思って動いてゆく好奇心や、行動力。

そして今、自分に何が足りなくて、何をすればいいのか、て事だと思っています。
ありがたいことに、いつも、助けて下さる方がいるので、感謝です。

そして私はいつも、いっぱいいっぱいです笑

来年もありがたいことに、いくつかお話頂いています。
一つ一つ、丁寧に向き合っていきたいです。

また、徐々にご報告させて下さい。

たくさんの感謝を込めて。

それではみなさま、よいお年をお迎えくださいね☆