不思議な5日間

人生初のインフルエンザA型になった。

ありがたいことに、おかしいと思ってすぐに駆け込んで発覚したので、発症後1日目の夜には解熱し、解禁を待つことになった。

その間のお仕事は、たまたま2日と少なかった。が、それでもお休み頂くことは、ご迷惑をかけることだ。

なのに、インフルエンザのことを伝えたら、上司の方がすぐに連絡下さり、即お休みにして下さって、復帰後の事までお話しくださった。

ありがたかった涙

稽古や本番がなかったのも、不幸中の幸いだ。

休める環境があって、こういうのは治るのだとつくづく思う。

さて、この不思議な5日間は、ぽっと現れた人生の休暇のようだった。大げさだけど、ほんと時間の流れがぐにゃりと変わるのだから、病ってのは不思議だ。

4日は薬のせいなのか、眠気がたまらなくて、結局ずっと寝た。

人間、こんなに眠れるのか。よく飽きないなと我ながら思った笑笑

しかし、部屋に引きこもるのは、本当に辛かった。

そして、引きこもりって、改めて凄いと思った。そうならざる得ない状況、それはかなり辛いのだと逆に思う。

私は、基本的に何かに熱中してる時は、寝食忘れるタイプなのだが、

そうじゃなかったら、引きこもりは15分も持たない笑笑

特に嫌な夢も見ず、マイナス思考にもならず

ただただ

元気になったらあれもしたい。これもしたい。こうしよう!ああしよう!が溢れてきた笑笑

自分と話すしかないので、結構いろんな話をした。

すると

できないと思っていた事や
グズグズ思っていた事が

ばっかみたいだなーて思った。

なんでそう思っていたんだろ。

もったいなーい!

やり方は一つしかないわけじゃない。

どんなふうにも出来るんだ。

○○だと△△できないなら、できる方法を探せばいいし、その努力を逆にやってなかったんじゃないか?

あの時○○言われた?

は?それはその時のことでしょーが。たとえばもう何年も経ってて、頑張ったことがあるならそれでいい。

じょーとーじゃねえか!

どんな偉い人だってね、他人にハンコ押せやしないんだよ。
たった一度か二度何か言われて、それにこだわって、人生を小さくしてしまってたら、つまらん!

馬鹿みたいだよ!

もし気になるなら、それを逆にヒントに頑張ればいいじゃんか。で、またもしその人に会って、覆せたら最高だもん。

あのね。いくらでも挽回できるんだから。

それと、計画通りになんて進まないし、それでいいんじゃないの?

現実って、もっと自分が思うよりきっと、面白いことも起きる。

だから、グダグダ言い訳にしないことだね。

このような、よくわからない、大らかさに包まれた。

私のというより、私の先祖には、おそらくネアカのDNAが入っているのだと思う。

もっと過酷で、たとえば戦争や震災や、辛い状況を乗り越えてきた先祖の。


生きるということは、そんなに軟いもんじゃないんだよね。


きっとうんと色々待ち受けているだろうが、元気で笑っていりゃーなんとかなる。

というわけで、新年のよいデトックスになってよかった☆