至福

今日はテレーズラカン自主稽古でした!

稽古場を四つに分けて、それぞれの戯曲ごとに稽古する。

最初は、キンダースペースの若手演出家さんが相手になって下さり

セリフ覚えやら、役取り替えっこやら、もうとことん付き合ってくださいました。

後半は、俳優さんがお相手して下さったり、瀬田さんが見守って下さったり、至れり尽くせりだ…


しっかし、しっかし、



むっずかしぃ〜〜!!

テレーズラカンて、愛人と共謀して夫を死に追いやって結ばれたのに、いざ夫が亡くなったら、罪の意識から、お互いを破滅に追いやっていってしまうお話。

貧しかったテレーズは、裕福な親戚のラカン夫人に育てられ、息子カミーユと結婚させられる。でも、その友人で、時々カミーユの絵を描きにくるローランがやってくるようになって、愛し合うようになる。

ある日、みんなで遊びに出かけて、ボートに乗ってるとこを事故と見せかけて、殺してしまう。周囲は事故だと思って、テレーズをかわいそうに思い、ローランと結婚させようということに。ラカン夫人も一番それを後押ししてくれる。

でも、結婚後、ローランを拒み、いつしか憎むようになっていくテレーズ。二人の会話を聞いて全てを知ったラカン夫人は、口が聞けなくなりながら、二人をずっと見ながら生活する。

その目におびえ、二人は互いをますます破滅に追いやっていくが…

てな話なんですが、



いや〜


ドラマチックに書かれてるからと、形でやったら、おしまい。その状態まで持ってく、て並大抵じゃないよ…

私はクライマックスのあたりをやってて、ラカン夫人の前で会話とか、もう本当に怖いんですよ。


帰りに、戯曲をまるまる貸して下さって、読みましたら、めっさ面白い。

一本演じてみたい!憧れの戯曲になりました…


と、言うのは自由だから言った!

しかし、今はひたすら格闘だ〜〜