そうか

耳が治ってきたので最近頂いたCDを録音し、電車で聞いて。

名前だけ言ったらなんか難しい、キザな、かっこいいタイトルですが、ビルエヴァンスの自己との対話というアルバムです。

信頼していたベーシストが亡くなって、自分自身を映す鏡をなくした彼が、三台のピアノを使って録音したアルバム。

山下達郎とか、よく自分のコーラスで多重録音したりしてますが、ピアニストもやるんですね。

とても素敵なんですが、喪失感があるんです。誰かとやる事は、完璧ができなくても、それ以上の何かを必ず生み出していくものだし、そこまで信頼していた相手を失ったら、自分自身が死ぬよりつらかったでしょう。

それだけの相手に出逢えた事も、羨ましいと思いました。

逆に、自分と対話するのも大変なこと。やっぱり凄いなあ。

流れで、矢野顕子のピアノナイトリティを、聞いて。感動する歌じゃないのに、涙が出そうになりました。

何でしょうね。やはり、色々始める前に聞いたものって、原点なんだよね。なんでこんなに自由なのかなあ。

正しさも大切なのだけど、このぶるってする感覚を失いたくない。

そうじゃないと、大切なものが見えなくなる。

同時に、何か見つけたなら、大変だろうがなんだろうが、やろうと思いました。

そしてまた別に、予期せず訪れたことがあったり、思いもよらないことが起きたら、それも、それこそ大切にしたいと思いました。

世の中が全然未知数で、自分自身が不完全なこと。

それは幸せなこと。

あんだけお酒を頂いたのに、一日中、今日は働きまくってもピンピンで。少しずつ、頭痛も消え。

あたしは甘えてただけだ。

朝書いた文章はこっぱずかしく、甘ったれなので嫌になり、消しました。あれは幻ですので、見た方は忘れて下さい(笑)