しげちゃん
昨日、お世話になった新生ふるきゃらの俳優さん、小島茂夫さんにお別れにうかがいました。
しげちゃんが亡くなった…ツアー先で亡くなられた、と伺った時、言葉を失いました。
気にかけてくださって、坪さんがご連絡下さり、お通夜や告別式の日にちも教えて下さったのに、うかがえませんでした。
奥様の里花さんにご連絡しましたら、急なのに、迎えてくださいまして。
久しぶりに、武蔵小金井のふるきゃらのスタジオへ。
いつも、発声練習でお借りした、ピアノのお部屋に、小島さんのお供えがありました。
里花さんは、ご自身が悲しいはずなのに、私を笑わせよう、と、ユーモアを交えながら、しげちゃんの話を沢山して下さいました。泣いちゃいけないと思うんだけれど、笑いながらも、やっぱり泣いてしまって、でも笑ってしまって。
こないだの、日本青年館の公演に伺えなかったとお話したら、
「お、それはしげちゃん、怒ってるかもよ。本当に素敵だったんだから」と里花さん。私も、悔しくて仕方なかった。
スタジオに向かうと、みなさんが飾られた、小島さんのステージ写真が沢山飾ってあって。どの写真も、本当に笑顔なんです。
なんか、全然やっぱり信じられないのと、あまりにも笑顔の楽しい写真だから、しげちゃんのステージが始まるみたいで。すごくあったかい気持ちになって。若いころのお写真もあって。
亡くなっても、エンターテイナーで、俳優さんなんだなあと。
うかがったら、50年、俳優をされていたと。
私を含め、沢山の方に気さくに声をかけて、お手紙を書いてらして、日本中、どこの町に行っても、ポストの場所をご存知だったそうです。
お通夜や告別式も、日本中から沢山の方々がいらしたそうです。
私は、小島さんと里花さんが、ご夫婦なのも、途中まで知りませんでした。お二人とも、公私混同するのが嫌いだったそうです。でも昨日の里花さんのお話をうかがって、本当に素敵なご夫婦だったんだなと実感。
「しげちゃんて、本当にすごい人だったんだな、て改めて思ったよ。」
長野のお世話になったカノラホールの小林さんも、ふるきゃらに客演が決まった時に、小島さんのファンなんだと話して下さったのを思い出します。
心から尊敬しています。
そして、ご冥福をお祈りします。
大先輩だし、私がこう呼ばせていただくのは、おこがましいかもしれないのですが、やはり、呼ばせて下さい。
ありがとうございます、しげちゃん。