Anniversary?〜宮崎麻美子さん 1

さて、そういえば書いていなかった。。

自分のこと笑笑

というか、麻美子さんのことを書きたいと思います。




最初の読み合わせのとき、私は
すごく自分と遠い人だと思った。

めっちゃ女子ではないか!

私は、結婚願望が小さい頃からあるような女の子じゃなかったし
(自分がやりたいことをやりたいタイプ笑)

サプライズが大好きというわけではない(よくみんなでやる中に誘われて、企画をやることに慣れてしまってた)

いつでもお化粧を欠かさないような乙女ではない。

どっちかというと、心はおっさんだ笑笑

まずい。

しかし、佐藤さんの台本には、最初からジーンとしてしまったので

素敵な役頂いたからには!と思った。

なんとかまず形から慣れようと思い、

いつも楽チンで着ているスニーカーとパンツをやめ、稽古中は、スカートとヒールを履いていくようにした。




何もないところでよくコケたけど笑笑、やっぱり心は上がるものだった。

色々ガタがきていたので、電話も最新に変えたり、ケースもこだわったり、髪飾りやらバッグやら

毎日稽古の帰り道に物色した。手元にないものが多すぎる、、

私はどちらかというと、光ってるラメのものとかは落ち着かなくて
ついつい革製品とかを選ぶのだけど

麻美子さんは、そうじゃないんじゃないかなと、なるべくキラキラしたものを見るようにしていた。


→ディズニーランドも好きだけど、ほんとは緑や水のある自然の方が落ち着くタイプなのである。

可愛いものに触れるのは、むしろ楽しかった。

でもまだ、やっぱり役との距離やムズムズを感じていた。

合気道をやっていたということだったので、ふと、無料体験に行ってみた。

その先生も、私と同年代くらいの大柄なイケメンの方で、お芝居の話をすると

本当は入門予定の人しか受け入れないけども、そういう事ならいいよ、と言ってくれた。

まあ、とにかくやってみる?
ということで、

その日はたまたま、美しい主婦の方と2人でした。
凄く小柄で華奢なんだけど、めっちゃ動けるのである。

私もいくつか手を教えてもらった。

はい、やってみよう!と言って、早速激しく投げ飛ばされました笑笑

が!!

タイミングを合わせてやるので、全く痛くなく、むしろ気持ちいいんです!お互いの呼吸が大切なんだなー。


そのあと、私も投げさせてもらった!これも非常に気持ちが良かった!

私は一気に、麻美子さんが好きになったのでした笑
→なんだそりゃ笑笑

武道をやったことはなかった。
澄み渡った空気感で満たされた稽古場。私はとても好きだと思った。

もちろん一人でコツコツ練習した人は強くなるけれど、基本的にみんなでやるから、孤独ではないんです。人気がありますよ、と先生が教えてくれた。

ふむ。

私はその日、急速に麻美子さんに興味が出たのであった笑

そして、無理をしてキラキラヒラヒラしたものを選ぼうとしたのをやめた。

衣裳合わせは、それでも決まらなくて、座組のみなさんが色々貸してくれました。

昼のカジュアル衣裳や、夜のモフモフのカバンは私のものですが



黒のトップスと黄色のスカート、昼の茶色の鞄は、くみちゃん。










ベージュのジャケットと、ピンクのスカートは、ほてさん。









かくして、無い女子力を、コツコツと色々な所から掻き集めることで、麻美子さんに一歩ずつ近づいていった。

カーポラヴォーロのダブルの小舘絵梨さんにお会いしたとき、本当に美しくて、はー、と、ため息が出てしまった。










私はそんな美しいわけじゃない。そこで急に不安になって、メイクレッスンに行ったりした→バカだ笑

でもそこで、せめて自分では自分のことを把握して、ケアできる気がした。

そして次第に、綺麗になろうとすることは、楽しいなと思った。

私は、麻美子さんを頂いてから、毎日なんとなく、一つずつときめいていく気がした。

おっさんで現実を引いて見ていた自分の中に、ちっさな女子がいることに気付かされたのである。


→つづく