亜季への道10 ダブルヒロイン〜太陽って何?

さあ、やっとここで登場!!

今回ダブルヒロインと言われていたのが、

艶子の信原久美子ちゃんだ。





実は私は沖田君とも同じワークショップで、稽古前、夏にお会いした。

サバサバしてて、自然体なクミちゃん。
いま、活動休止中のコメディユニット磯川家の女優さんだ。

センスが素晴らしくて、その時も釘付けだった。

この作品の艶子は、

前半では、暗いけどコミカルな要素が必要だし

後半ではバッチリお客を引き込む演技力がいる。

振り幅のある役だ。

クミちゃんじゃなかったら、こんなに魅力的に演じられたんだろうか、て思うくらい、素敵だった。

そして、ご存知の方はご存知だが、本当によくみんなを見ていて、隠し撮りしている。

自分のことより、人のこと。






だから、私今回ここでは書きますよ(笑)

いわゆる、女子校にいたら女子にも確実にモテるタイプの女の子だ。

そこが、艶子に出ているのである。

そして、だから、女子が見ても嫌味がないのだと思う。

媚びない。

でも、可愛い。

誠実でシャイなのだ。

私は、自分で自分のコントロールができない、天然です、、
だから、心あるツッコミの方がいないと生きていけないのだ笑

隣に、クミちゃんがいてくれて、本当によかった。

そして、本当はとてもお洒落だ。
何を着ても昭和感満載になる私に、衣裳を上下貸してくれた。





綺麗なのに、この写真ではバッチリ役作りしてる笑
そこも素晴らしい!

艶子が月で、亜季が太陽のイメージです、と言われた時は冷や汗が出た。

役の話ですから、頑張ります、て言いましたが笑

逆でしょ!普段なら。
私は地味な人間だし、光を当ててもらう側の人間ですよ。て思いました。

しかも、昨年たまたま、ずーっと月のような役を頂いていましたし、不思議でした。

でもここは、形から。私はつとめて、明るい色を着るようにした。この稽古場はどういうわけか、黒いTシャツの人が多かったけど、私は着ないと決めていた。

クミちゃんは、対照的に黒をずーっと着ていた。


亜季と艶子は、実は私は鏡のようでもあると思っていた。

一途に恋する相手を思うのは同じだ。

でも艶子と陽二は、死の壁がある。
大好きだからこそ、さよならをちゃんとする。

陽二と艶子の台詞と同じことを、私も言っている。

私、弱々だよね、、と艶子が言うと、
陽二が、そんなことないよと言うんだけど(茂樹も通訳する)

私もシゲちゃんが
俺は誰かと結婚できる資格なんかない、と言うのに対して、
そんなことないよ、と言う。


陽二は心配しないで死んじゃって!
じゃあね、陽二。

と言う言葉は、刺さる。
と同時に、私には背中を押してくれる言葉になった。

生きてる。
茂樹なしの人生でいいの?
本当にいいの?て。

そして、
俺、2人の話聞いて分かったんだ、、の茂樹の台詞は、決定的に響いてくるんです。

旭山の声が聞こえたから戻って来た、ていうけど。

本来は自分自身の意思だろ、てコクちゃんも言ってくれた。

でも実は両方思っている。旭山はじめ、そこまでのキャスト全員の方の言葉やお思いが、やっぱり亜季にも、届いて、背中を押してくれるのもあるな、て。

太陽て何なのかな、て思います。

自己発電できる人もいると思うけど、私は違うんですよ。

いろんな人と関わったり、歌ったり、お客様と出会ったり、出かけたり。本当にいろんな方にパワーをもらって、役の力をもらったんだと思っています。

そんなわけで、なるべく本番も舞台の裏にいました。

ルーティンとしては、前説が終わって楽屋に戻ると、ちかさんが髪型を作ってくれて。

それで舞台裏に行きました。

携帯を茂樹にブチっと切られるところありますよね。
地味ですけども、あれで亜季のスイッチが入りました。
かなり悲しいし、絶対に会いに行こう!てなりますから。


茂樹に舞台裏で会えるタイミングは、ほぼ、ありません。主役ですからそりゃそうだ。


でもたまに会うと、もう汗がびっしょり滝のようなのだった。


そりゃ、役者の喜びだろうけども、私は同時に、本当にこの座組背負ってくれてありがたいな、て思ってました。


やなピーの良いところは、うまいこと、自分のペースを保つ術を知っていて、自然体なところだなと思う。


なんていうか、だから背もだけど大きく思えまして。
私は自然に、亜季になれた気もします。

途中楽屋に戻って、ちかさんの衣裳替えをお手伝いしたんだけど、降りるタイミングは

茂樹の台詞でした。

小菅さん、艶子さんにちゃんと、気持ち伝えた方がいい。俺、呼んでくるよ。

モニターで聞いて、同じように、出て行きました。

陽二と艶子、茂樹のシーンは、他のブログでも書いたけど、舞台裏で旭山と聞いた。

コクちゃんも泣いてる、て分かったから、もう隠さず泣いて、2人してコンタクトして、舞台に向かった笑

あのステージの壁の向こうが、そんな面白いことになってるとは、お客様は知る由もないですよね笑

でも最後の方は実際は、私ほぼ何もしてなかった気がしますね。


茂樹の言葉がどんどん響いてくるので、もうそれをしっかり聞くだけでよかったんです。


旭山に堪える方が大変でしたからね笑笑



さて、茂樹と亜季はこれから幸せになるのかな。
なってほしいなあ。



ちなみに…この写真は迷ったけど載せます。

やなピーは快く撮ってくれたけど、どうにも恥ずかしいですね。

あの、大月の川の写真の方が、素の自分達に近いような気がどうしてもする笑

これはまさに、イケメンには、結局女は弱いという画像ですな笑

ま、いっか笑